株式会社新橋大好き

昭和の本の思い出

「五味マージャン教室」で算数が得意に「五味マージャン大学」と高校時代の思い出

こんにちは! 株式会社新橋大好きの鈴木です。新橋で昭和ブックカフェを経営しています。「昭和の本の思い出」

第二弾は五味康祐氏の」「五味マージャン教室」と「五味マージャン大学」です。「教室」は筆者が小学校一年生の時の昭和41年が、「大学」は高校1年生の時の昭和51年が初版です。読んだのは初版から1年以内だと思います。

「教室」は運37の極意が、「大学」は109勝の奥義が副題でいずれも運頼りの打牌を戒めています。父の蔵書であった「教室」を読んだ時にはマージャンのルールは知りませんでした。自宅で父が隣人と打牌しているのを見てルールが理解できました。数年後には父・姉・妹で正月には家庭マージャンを行いましたが、姉は対々和(トイトイ)妹は七対子(チートイツ)ばかり狙うのに対して自分はメンタンピン三色という綺麗で優雅な手が好きというマセガキになっていました。小学校でマージャンの話をしてもクラスメートとの会話になりませんでした。

東工大数学教授の矢野健太郎氏が「教室」は「数学に強くなる」予期せぬ効用があると推薦文を書いています。氏が高校生向けの数学参考書・問題集の著者であることは後年知りました。筆者が小学校低学年の時に算数だけ良くできたのはこの本のおかげかもしれません。数学は大学受験まで得意科目でした。

「教室」にはマージャンの技術的な話だけでなく思い出深い記述がたくさんありました。長門裕之氏は妻の南田洋子さんを愛しているから夫は妻にマージャンでは勝てないというのが小学生1か2年の自分には印象的でした。Hな話もけっこうありましたがほとんど理解できませんでした。料亭での女性を横に座らせたマージャンでの記述の意味は後年知りました。具体的にはとても記述できません。

高校入学したときにはマージャンができるクラスメートはけっこういました。高1の時のクラスキャンプには麻雀牌を持っていきテントの中で打牌していたら担任教師が入ってきて緊張しましたが「点1か?」とレートを聞いてきたときはホッとしました。それで教師も交えて打牌していたら副担任が入ってきて「マージャンはツキだ、囲碁はちがう。強い者が勝つ。」と言われたので「教室」の運37で反論した記憶があります。しかし高校生時代のルールは家庭マージャンと少し異なりかつスピーディーなので勝率は悪かったです。

2の修学旅行にも麻雀牌を持っていきました。キャンプと異なり複数のクラスが約1週間旅行するので荷物検査があり、どうやって運ぶか悩みました。試行錯誤していると、なんと研究社の英和中辞典のケースに136枚の麻雀牌がピッタリと納まったのです。ピッタリなので音もしない。歓喜して持ち込み検査に臨んだら「なんだ、お前は修学旅行にまで辞書持ってきて勉強するのか」と同行の風紀担当教師に言われ笑いをこらえるのが大変でした。クラスの男子は真面目部屋、麻雀部屋、タ▲▲部屋と3部屋に分かれ、初めて徹夜麻雀を経験しました。

「大学」はその頃に読みました。五味氏は「教室」は初級者・中級者向けに書いたが「大学」は有段者それも五段の実力を身に着ける要諦を説いてみたと冒頭に記述しています。確かに読み応えありました。大学入学してよりスピーディーで集中力と持続力が必要な麻雀を体験した時に大変役立ちました。最近打牌する機会はめっきり減りましたが、老化防止に麻雀は最適らしく復活したいと思っています。